4月14日 春の里山

活動目標:稲とトウモロコシの苗づくり、タケノコ掘り

 

春らしいぽかぽかとした陽気で、活動日よりになりました。

 

まずは、新たな仲間の入校式を執り行います。二人とも少し緊張した面持ちながら、元気よく誓いの言葉を述べてくれました。

これからいろいろな活動に触れ、自然の中から多くの学びを感じ取ってほしいと思います。

 

気持ちの引き締まるセレモニーを終えたところで、今日は恒例の田んぼの水路整備から始めます。

冬の間に埋まった水路を整え、水の流れを作る作業です。しっかり水路をあけておかないと、雨水が田んぼに流れて稲の生育に影響があるため、おいしいお米がとれるようにみんなで協力して土や落ち葉をさらいました。

 

続いて、今が旬のタケノコを掘りにGO。

いつもより少し見つけるのが難しかったですが、そこはさすがの子供たち。毎年掘っているだけあって、少しだけ出たタケノコの頭を見逃しません。真剣な目つきで、春の味わいを一生懸命掘り上げました。

 

午後は、稲とトウモロコシの苗づくりへ。

今年も熟練のご近所様に講師・指導をお願いし、それぞれ種まきを行いました。稲作も4年目なので、各自作業がだんだんスムーズになっている様子が伺えました。

普段自分が食べているものが、どうやったらできるのか。一から食べ物を作る経験はそうそうできないものです。いざという時に、こういう体験をしているかどうかで行動力が変わるのは想像に難くありません。子供たちの将来にきっと役立つものと思います。

 

●2023年度の班対抗ゲーム最優秀賞:リス班

 

優勝回数は少なかったけれど、上位入賞回数が多かったことから最優秀賞受賞となりました。おめでとう!


3月23日~24日 春一番キャンプ

活動目標:竹でおもちゃ(竹馬、篠竹てっぽう)をつくる

 

ジュニア組には、12日のキャンププログラムが春夏秋冬の季節ごとにあります。

今回は、冬から春への変化を感じるスプリングキャンプ。

生憎の雨模様となりましたが、そんな中でもプログラムを遂行するのが小学生高学年のジュニアたちです。

 

最初に雨をよけ活動場所を確保するためタープを張ります。

野外活動では雨や風、日差しなど様々な影響を受けますが、屋根を一つ立てるだけで作業場所・居場所ができぐんと活動しやすくなります。今回の悪天候は、自分で居場所を作ることの重要性を身をもって知るよい機会となったことでしょう。

 

そんな中で、雨が一休みしている合間を縫いながら、竹馬づくりに励む子供たち。

自分の遊び道具を作りながら、自然と竹の扱い(切る・割る・結ぶetc)を覚えることができます。ロープワークで学んだ結び方を再確認しつつ、各々個性の光る竹馬を作り上げました。

 

続いて、夕食の準備に取り掛かります。

学校の調理実習や家で調理したことがあるメンバーが、他のメンバーへ積極的に教えたり、協力して作業する様子があり、日々の成長の様子が伺えました。鍋でお米を炊いたことがなかった、カレーを鍋で作ったことがなかったなど、初体験なことが多いながらもなんとかおいしいカレーが出来上がりました。

みんなで力を合わせて作ったカレーは、自分の苦労がスパイスになり、普段とは違う格別なおいしさでしたね♪🍛

 

一日の最後に、恒例の全員集合反省会。

一人ひとり、一日の活動を振り返ってよかったこと・悪かったことを発表しあいます。人に自分の考えを相手に伝えることで、何をすべきか頭の中で整理され、自分ごととして捉えられるようになります。こうした反省を積み重ねながら、少しずつ改善できるとよいですね。また、リーダーからもらった「時は金なり」という言葉の意味を、ぜひ心で受け止めて成長していってほしいと思います。

 

翌日は、前日の反省を意識して撤収作業。片付けする際の動きが昨日よりも少し良くなっているように感じられました。

 

また次回も、今回の経験を活かしてよりよい活動になるようみんなで協力してがんばりましょう!


3月9日 デーキャンプ

活動目標:食べるもの、愛でるもの、使うもの、遊ぶもの いろいろにチャレンジ

 

3月に入ってもまだまだ寒さが厳しい日が続いていましたが、今日は天候に恵まれ、

春の訪れを感じさせる陽気の中での活動になりました。

 

●卒業式

春から高校生になる上級生4名の卒業式を執り行いました。キッズやジュニア組を優しく支えてくれた先輩たち。これから大人の世界へ一歩踏み出していくことになります。自分で意思決定しなければいけない難しい場面がどんどん増えていきますが、自然楽校で学んだことを活かせばきっと乗り越えていけることでしょう。

 

さて、厳かな式を終えたところで、各人作業に入ります。

ジュニア組は、雨風でボロボロになったウッドデッキの防水塗装。

しっかりとした防水をしないと、せっかく補修したデッキの板が腐って抜け落ち大変危険なため、長持ちするようにオイルステインを入念に塗り込みました。

ハケ使いの手つきもだんだん慣れてきて、あっという間に2面分の塗装が完了。流石のジュニア組でした。

 

キッズ組は、ジャガイモ畑にイノシシ除けの柵を作ります。

昨年植え付けたときは、イノシシにすべてやられてしまったという苦い経験があります。

しっかりと対策するため、獣除けのフェンスを設置しました。簡単に抜けない・倒れないように、一生懸命柵を打ち込み結びつける子供たち。今年はジャガイモにいたずらされないといいですね。

 

その後は、みんなで畑を耕しジャガイモを植え付けました。

3種類(男爵・きたあかり・メークイン)の種イモを畝を分けて植えていきます。

どれが一番たくさんできるか、どれが一番おいしいか、収穫が楽しみです♪

 

最後に意外と重要な次年度の活動計画相談会議も行いました。大人・子供から色々な意見が出てきました。何をどうするか、どんな経験をしようか。来年度の活動に胸が高鳴る子供たちでした。

 

 

●班対抗ゲーム:手裏剣なげ


1月13日 人日の節句~シンプル凧作り~

活動目標:七草がゆをいただき、シンプル凧を作って大空高く揚げる

 

あけましておめでとうございます。

新年一発目、凧づくりと七草がゆの2本立てです。

 

さて、お正月といえば凧。

まずは、市原発祥の、真ん中に穴の開いている一風変わった凧を作りました。

和紙でできた軽いボディに、よく飛びますようにと思いを込めながらデザインを施します。

 

あとは、竹串の骨をお湯で曲げつつ丁寧に取り付けて完成。

あまり風のない日でしたが、それでもよくフワ~っと軽快に飛び、子供たちはニコニコでした。

(全力ダッシュで力技で飛ばす姿にはほっこり笑)

 

ところで、みなさんは、春の七草言えますか?

そう。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種類です。

ナズナはぺんぺん草とも呼ばれる通り、茎を軸にくるくる回すと「ペチパチプチ」と音がなって楽しい野草で、七草がゆのメンバーにもなるとても面白い野草です。

お母さんたちに作っていただいた七草がゆをみんなでおいしくいただきました。

 

七草がゆで健康パワーをゲットし、今年もどうぞご安全に。