6月15日 育てた喜びをわかちあおう

活動目標:自ら育てた作物を収穫し味わう。田んぼの環境整備。

 

今日は梅雨前のじゃがいも堀りと田んぼの草取り活動の日。

3月に植えたじゃがいもは、きたあかり・男爵・メークインの3種類。どれもしっかりと育ち、茎や葉が枯れてきたので収穫タイミングはバッチリです。

土をかき分けかき分け、みんなで手分けして掘り上げました。取れ高は、、過去最高!かはわかりませんが、昨年はイノシシに食べられてしまい収穫できなかった分も沢山とることができ、大満足の結果でした。

 

採りたてのじゃがいもをダッチオーブンでふかしている間も、休まず田んぼに向かいます。

夏に向けて田んぼの中に生える雑草を、早め早めに除草。

今回のターゲットは「イボクサ」と「セリ」です。指導役の農家の方に、草の種類を教えていただき、一斉に田んぼにin。ひんやりぬるっとした田んぼに入り、奇声(?)をあげながら楽しく除草しました。

 

最後にまっていたのはーーー蒸かしたてのじゃがいも!

じゃがバターにして新鮮なおいもの甘味を堪能しました。ひと働きした後に、自分たちで作ったじゃがいもを食べて、格別な気分を味わいました☆

 

●今日の班対抗ゲーム:綱引き(前回あまりにも好評だったので、正式採用)


5月26日 初夏の味覚を楽しむ

活動目標:森の味覚を収穫し自分でジャムを作る。里山の生き物観察。

 

気持ちのいい季節です。

爽やかな風が吹き抜ける中、本日は “梅” を楽しみます。

 

ここ東国吉遊育の森には、柿やブルーベリー、クワなど様々な木があります。

毎年この時期に活躍するのは、梅。森のめぐみとして、とっても重宝しています。

 

さて、まずは梅の木についた青梅を収穫します。手の届かない高さの実をなが~い棒で叩き落す係と、地面に落ちた実をすばやく拾う係で手分けして沢山の実を集めました。

続いて、実からごみやヘタを取り除きしっかり洗ってじっくり火にかけ煮こぼします。柔らかくなった青梅を丁寧に裏ごししてペーストを作り、砂糖と合わせて煮詰めて・・・梅ジャムの完成!早速パンに塗って、風味豊かな手作りジャムを堪能しました。

そのままでは食べられない青梅も、しっかり火を通せば初夏の風味を感じられる美味しい逸品になりますね♪

 

その後、先日田植えした田んぼで生き物観察。オタマジャクシがたくさんいて、どこから来たのかな~と疑問に思う子供たち。他にもアメンボやちょうちょ、トンボもいます。たくさんの生き物に触れて、遊育の森の懐の深さをその身に感じたことでしょう。

 

季節ごとの楽しさを素直に感じ、自分の中の世界をどんどん広げていってほしいと思います。

 

おまけ:リーダーが育てたイチゴをみんなで収穫して食べました。甘くておいしかったですね🍓

 

●班対抗ゲーム:手押し車(とつぜん始まった綱引きも楽しかったですね!)


5月4日~6日 グリーキャンプ・田植え

●田植えととうもろこしの植付け

活動目標:ものづくりの大切さを学ぶ

 

5月5日は子供の日。

自然楽校でやることと言えば、、田植えですね。

みんなで春に播いた稲の種が、しっかりとした苗になりました。天気は快晴、田んぼは準備万端。みんなで力を合わせて稲を植えます。

 

横一列に並び、等間隔になるよう印めがけて。お互い呼吸を合わせて、一歩ずつ植えていきました。ちなみに、植えるときは人差し指の第一関節くらいの深さまでズブっと差し込むのがポイント。泥の中にしっかり差し込むことで、根付きがよく倒れない稲になります。

 

教わったコツに注意しつつ、最後の列までコツコツ進み田植え完了!

終わったあと、後ろを振り返ると一面に広がる苗。全部手で植えたということで、達成感もひとしおでしょう😊

 

午後はトウモロコシの栽培に初挑戦です。

トウモロコシの苗を、マルチを敷いた畝に植えつけていきました。

夏の収穫祭が楽しみです🌽

●グリーンキャンプ

活動目標:早く、美味しく料理を作り、片付ける

 

ジュニアは、実は54日~5月6日で23日のキャンプ中でした。

23日の泊まり込みは、みんな初めてのこと。いつものキャンプよりも長丁場となるため、気を引き締めて臨みました。

 

テント張りや食事作りは、冬からこつこつ練習してきた甲斐あって随分手際が良くなりました。キャンプの回数が増えるにつれ、少しずつ時間通りにプログラムを進めることができるようになっており、ジュニアメンバーが真面目に取り組んでいることがよくわかります。

 

ルーチンワークがスムーズにできるようになってくると、モノづくりやアクティビティを楽しむ余裕がうまれて、自然と笑顔が増えますね。そして、笑顔が増えるといいことが。班のチームワークがよくなり、一人ひとりが自分でやるべきことを考え、進んで行動する姿がありました。

 

次のキャンプでは、どんなことが出来るようになるでしょうか。楽しみですね♪


4月14日 春の里山

活動目標:稲とトウモロコシの苗づくり、タケノコ掘り

 

春らしいぽかぽかとした陽気で、活動日よりになりました。

 

まずは、新たな仲間の入校式を執り行います。二人とも少し緊張した面持ちながら、元気よく誓いの言葉を述べてくれました。

これからいろいろな活動に触れ、自然の中から多くの学びを感じ取ってほしいと思います。

 

気持ちの引き締まるセレモニーを終えたところで、今日は恒例の田んぼの水路整備から始めます。

冬の間に埋まった水路を整え、水の流れを作る作業です。しっかり水路をあけておかないと、雨水が田んぼに流れて稲の生育に影響があるため、おいしいお米がとれるようにみんなで協力して土や落ち葉をさらいました。

 

続いて、今が旬のタケノコを掘りにGO。

いつもより少し見つけるのが難しかったですが、そこはさすがの子供たち。毎年掘っているだけあって、少しだけ出たタケノコの頭を見逃しません。真剣な目つきで、春の味わいを一生懸命掘り上げました。

 

午後は、稲とトウモロコシの苗づくりへ。

今年も熟練のご近所様に講師・指導をお願いし、それぞれ種まきを行いました。稲作も4年目なので、各自作業がだんだんスムーズになっている様子が伺えました。

普段自分が食べているものが、どうやったらできるのか。一から食べ物を作る経験はそうそうできないものです。いざという時に、こういう体験をしているかどうかで行動力が変わるのは想像に難くありません。子供たちの将来にきっと役立つものと思います。

 

●2023年度の班対抗ゲーム最優秀賞:リス班

 

優勝回数は少なかったけれど、上位入賞回数が多かったことから最優秀賞受賞となりました。おめでとう!


3月23日~24日 春一番キャンプ

活動目標:竹でおもちゃ(竹馬、篠竹てっぽう)をつくる

 

ジュニア組には、12日のキャンププログラムが春夏秋冬の季節ごとにあります。

今回は、冬から春への変化を感じるスプリングキャンプ。

生憎の雨模様となりましたが、そんな中でもプログラムを遂行するのが小学生高学年のジュニアたちです。

 

最初に雨をよけ活動場所を確保するためタープを張ります。

野外活動では雨や風、日差しなど様々な影響を受けますが、屋根を一つ立てるだけで作業場所・居場所ができぐんと活動しやすくなります。今回の悪天候は、自分で居場所を作ることの重要性を身をもって知るよい機会となったことでしょう。

 

そんな中で、雨が一休みしている合間を縫いながら、竹馬づくりに励む子供たち。

自分の遊び道具を作りながら、自然と竹の扱い(切る・割る・結ぶetc)を覚えることができます。ロープワークで学んだ結び方を再確認しつつ、各々個性の光る竹馬を作り上げました。

 

続いて、夕食の準備に取り掛かります。

学校の調理実習や家で調理したことがあるメンバーが、他のメンバーへ積極的に教えたり、協力して作業する様子があり、日々の成長の様子が伺えました。鍋でお米を炊いたことがなかった、カレーを鍋で作ったことがなかったなど、初体験なことが多いながらもなんとかおいしいカレーが出来上がりました。

みんなで力を合わせて作ったカレーは、自分の苦労がスパイスになり、普段とは違う格別なおいしさでしたね♪🍛

 

一日の最後に、恒例の全員集合反省会。

一人ひとり、一日の活動を振り返ってよかったこと・悪かったことを発表しあいます。人に自分の考えを相手に伝えることで、何をすべきか頭の中で整理され、自分ごととして捉えられるようになります。こうした反省を積み重ねながら、少しずつ改善できるとよいですね。また、リーダーからもらった「時は金なり」という言葉の意味を、ぜひ心で受け止めて成長していってほしいと思います。

 

翌日は、前日の反省を意識して撤収作業。片付けする際の動きが昨日よりも少し良くなっているように感じられました。

 

また次回も、今回の経験を活かしてよりよい活動になるようみんなで協力してがんばりましょう!


3月9日 デーキャンプ

活動目標:食べるもの、愛でるもの、使うもの、遊ぶもの いろいろにチャレンジ

 

3月に入ってもまだまだ寒さが厳しい日が続いていましたが、今日は天候に恵まれ、

春の訪れを感じさせる陽気の中での活動になりました。

 

●卒業式

春から高校生になる上級生4名の卒業式を執り行いました。キッズやジュニア組を優しく支えてくれた先輩たち。これから大人の世界へ一歩踏み出していくことになります。自分で意思決定しなければいけない難しい場面がどんどん増えていきますが、自然楽校で学んだことを活かせばきっと乗り越えていけることでしょう。

 

さて、厳かな式を終えたところで、各人作業に入ります。

ジュニア組は、雨風でボロボロになったウッドデッキの防水塗装。

しっかりとした防水をしないと、せっかく補修したデッキの板が腐って抜け落ち大変危険なため、長持ちするようにオイルステインを入念に塗り込みました。

ハケ使いの手つきもだんだん慣れてきて、あっという間に2面分の塗装が完了。流石のジュニア組でした。

 

キッズ組は、ジャガイモ畑にイノシシ除けの柵を作ります。

昨年植え付けたときは、イノシシにすべてやられてしまったという苦い経験があります。

しっかりと対策するため、獣除けのフェンスを設置しました。簡単に抜けない・倒れないように、一生懸命柵を打ち込み結びつける子供たち。今年はジャガイモにいたずらされないといいですね。

 

その後は、みんなで畑を耕しジャガイモを植え付けました。

3種類(男爵・きたあかり・メークイン)の種イモを畝を分けて植えていきます。

どれが一番たくさんできるか、どれが一番おいしいか、収穫が楽しみです♪

 

最後に意外と重要な次年度の活動計画相談会議も行いました。大人・子供から色々な意見が出てきました。何をどうするか、どんな経験をしようか。来年度の活動に胸が高鳴る子供たちでした。

 

 

●班対抗ゲーム:手裏剣なげ


1月13日 人日の節句~シンプル凧作り~

活動目標:七草がゆをいただき、シンプル凧を作って大空高く揚げる

 

あけましておめでとうございます。

新年一発目、凧づくりと七草がゆの2本立てです。

 

さて、お正月といえば凧。

まずは、市原発祥の、真ん中に穴の開いている一風変わった凧を作りました。

和紙でできた軽いボディに、よく飛びますようにと思いを込めながらデザインを施します。

 

あとは、竹串の骨をお湯で曲げつつ丁寧に取り付けて完成。

あまり風のない日でしたが、それでもよくフワ~っと軽快に飛び、子供たちはニコニコでした。

(全力ダッシュで力技で飛ばす姿にはほっこり笑)

 

ところで、みなさんは、春の七草言えますか?

そう。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロの7種類です。

ナズナはぺんぺん草とも呼ばれる通り、茎を軸にくるくる回すと「ペチパチプチ」と音がなって楽しい野草で、七草がゆのメンバーにもなるとても面白い野草です。

お母さんたちに作っていただいた七草がゆをみんなでおいしくいただきました。

 

七草がゆで健康パワーをゲットし、今年もどうぞご安全に。